Alex 棄権


11月28日

Alex Thomson は舵の故障の後、ケープタウンへ向かっています。彼のVendee Globe は終わりました。

 

Vendee Globeの優勝候補だったAlex Thomsonは、金曜日の夜、激しくぶつかり彼のHugo Boss号の右舷(スターボード)のラダー(舵)にダメージを受けました。この再起不可能な事故は彼が直したばかりの艇の船首に向けての縦のフレームの広範囲にわたる亀裂を発見したまさに一週間後に起こりました。

 

彼は、今日の午後現在、東北東1800マイルのケープタウンに縮帆して7ノットで向かっています。彼のチームは彼はこれ以上Vendee Globeでレースをしない、と発表しました。

 

日曜日から木曜日までの、船首の広範囲の補修を終わった後、まさにThomsonは、荒れる南氷洋の強向風で打ち勝つように設計された彼の黒とピンクのIMOCA艇を呑み込むために腕まくりしてる南氷洋の入口でレースの戻ることを宣言しました。彼のチームがこの土曜日の午後、彼がケープタウンでレースを棄権するだろう、と発表した時、彼は先頭のCharlie Dalin (Apivia号)に遅れること650マイルの15位でした。

 

Vendee Globe 5回目のレースをしていた、このイギリス人のスキッパーは、船首部分を修理するために彼が行った努力に、多くの支援を受け、世界中から尊敬を集めました。しかし、彼が最高の一か月間である敵対的な南氷洋でのレースをすることができるほどの安全性に見合う舵のダメージを修理する方法が見つかりませんでした。

 

Alex Thomsonは言いました、「残念ながら、修理は不可能です。それ故に、これが私達に取ってレースの終わりであることを受け入れます。私自身とチーム、パートナー、はもちろん深い失望に陥っています。最善はこのレースに戻ることでした」。

 

このVendee Globeで勝利するために二つの抜きんでたことの一つは、Thomsonは2012-13大会で3位でした。そして、2回目の2016-17大会では優勝者のフランス人スキッパー、Armel Le Cleac'hに結果的にホーン岬での48時間差からフィニッシュ時は16時間差まで縮めて2位になったことです。

 

幸運はこの単独無寄港世界一周レースではめったに起きません。彼が参加した最初の2004-05大会では、艇のブームのグースネックの故障で甲板がダメージを受け、彼はケープタウンで棄権をせざるを得ませんでした。そして2008-09大会では、ビスケー湾の強風による構造上の問題で早々とリタイア―せざるを得ませんでした。

 

翻訳:Watso Courtier as of 29 Nov.2020