Jeremie Beyou のCharal号Les Sables d'Olonneに戻る


11月11日

事前のレースで好調だった、Jeremie Beyouはダメージに見舞われ、レ・サーブル・ド・オロヌへ600マイル戻ることになりました。先頭集団は昨晩、前線の後、南へ早いスピードで走っています。Fabrice Amedeo (修理のためレ・サーブル・ド・オロヌへ戻っていた)は火曜日の夜、再スタートしました。

 

単独世界一周レースVendee Globeの事前のレースで好調だったうちの一人、Jeremie Beyouは、レース3日目にして、舵のダメージとバックステイが壊れたことを含む問題続発で、スタートしたフランスのレ・サーブル・ド・オロヌ港へ戻らざるを得なくなりました。

 

Beyouは、単独無寄港世界一周レースが、この前の日曜日の午後にスタートしたフランスの港町から600マイル以上離れています。彼は金曜日の遅くにレ・サーブル・ド・オロヌに戻ると予想されています。ルールではスタートから10日間はスタートラインが開かれたままになっています。そのため、それは11月18日の水曜日14時20分までです。

 

今朝の9時15分、Vendee Globeのレース委員会は、レーストラッキングシステムでBeyouのブラックIMOCA艇がコース変更を告げた後、Charal号のチームマネージャーのVincent Beyouにコンタクトしました。

 

数分後、チームマネージャーは単独航海のスキッパー、Jeremie Beyou が、レ・サーブル・ド・オロヌに戻るという厳しい決断をした事を認めました。

 

Beyou、44歳、Vendee Globeの前回の大会で3位、はもっぱら英国のスキッパー、Alex Thomsonの重要なライバルで、優勝候補の中にいると広く考えられていました。

 

このフランス人の単独航海のレーサーは彼の最も新世代のフォイル艇IMOCA60を最も早く進水させました。そして、最も最近では、6月に彼はウオーミングアップであるVendee 北極海レ・サーブル・ド・オロヌレースで優賞して好成績を確約しました。

Charal チームは以下の見解を発表しました:

レースの2日目で、先頭集団にいるというVendee Globe の理想的なスタートをした後、火曜日の午後に問題に見舞われました。

 

Charal セーリングチームの技術責任者、Pierre-Francois Dargnies が詳細を語りました:「それは火曜日のおよそ午後2時に始まりました。シートブロック(帆を操る綱の滑車)が破壊し、コクビットの中のいたるところにカーボンをまき散らしました。Jeremieは少し修理をしなければなりませんでした。彼は艇の中ですべての準備をしていました。そして、彼が艇の中にいた時、なにかに衝突しました。そして艇が横に舵を切って反対側に向きました。そして、彼はスターボード側(左舷)の舵がダメージを受けたことを認識しました。彼は舵の修理を始めるのを前線が昨晩通りすぎるまで待つことを決断しました。彼は今朝、この修理に取組むことができるようになる日の出まで待つ間に進路を変えました。しかし、数時間後、スターボードのバックステイ(船尾からマストまでを結ぶケーブル)が突然切れました。おそらく、シートブロックはきわめて接近してバックステイの側にあるために、カーボンの破片がそれを切ったのです」。

 

彼のチームと議論した末に、Beyouはできるだけ早い修理をするために、この水曜日の朝にレ・サーブル・ド・オロヌに戻る決心をしました。「分裂したシートブロックの台座、ダメージを受けた舵、おそらく衝突した可能性があるとわかっているフォイル、そして、壊れた帆の索、それらはレース3日目としては極めて多量です」、Pierre-François Dargniesは付け加えます。彼は、金曜日の終わりにレ・サーブル・ド・オロヌに戻って来ると思われるIMOCA Charal号を受け入れるために必要なロジスティックスをすでに準備しています。

「予想到達時間(ETA)は速力とどれだけ長く彼がポートタック(右側からの風を受けて走る)のルートをとれるかに依存しています。このケースでは、彼はより早くか、または普通の速力で走れます。しかし、スターボードタックでは左舷のバックステイを失っていることから、彼は極めてゆっくりに走る必要があります。良いことに今もっとも追い風です。修理のためにはスペアーの舵を用意しなければなりません。それは問題ではありません。そして、残りは、全てがダメージの広がりに依存しています。我々は、我々のスキッパーが岸を離れるデッドラインに間に合うように、艇を直すためにできることすべてを明らかになさなければなりません」。

他のレースニュース

昨晩の初めての荒れた天候の後、今日はVendeee Globeの先頭集団は、イベリア半島の沖、450マイルを45ノットの南西の風でいいスピードを出しています。45ノット以上のひどい突風と荒れた海は明らかに挑戦を意味していますが、船隊の重要なダメージの原因になるように思えます。早いフォイル艇が西で嵐の中でパンチを食らっている間、ゆっくりに見える走りの後、ダガ―ボード艇はより安全な選択をして、スペインの北西の角の南に接近して広くとどまっています。主力集団はMaxime Sorel (V and B Mayenne号)が今もって少しのリードで並んでいます。

 

しかし、より早いフォイル艇はランクを上げるために動きだしました。Charlie Dalin (Apivia号)は今日Sorelから16マイル引き離した先頭から12マイル以内まで浮上して4位を狙っています。Thomas Ruyant (LinkedOut号)は最も西にいて4位に並んでいます。新世代のフォイル艇の密集したグループは束になって狩りをしています。Alex ThomsonのHugo Boss号はDalinの後ろ2.7マイルにいます。

 

Kevin Escoffier (PRB号)は夜を徹して突然の海水の進入を回復しました。それはダメージを受けたフォイル格納のボックスの外のバルブから来ました。そして、Armel Triponは、原因不明のハリヤードのロックホックの損壊で突然J3が甲板に落ちた後、今朝、彼のL'Occitaine号をスペインの北の海岸に向けたように見えました。彼は、Sam Manuard設計の平底船首艇で10ノットを出して南寄りのコースを再開していました。しかし、先頭から160マイル後方の32位に落ちてしまいました。

 

そして、火曜日の夜23時15分にFabrice Amedeo (Newrest-Art & Fenetres号)がレ・サーブル・ド・オロヌの沖のノースブイで再スタートを切りました。月曜日の朝、レ・サーブル・ド・オロヌに戻って後、彼はマストトップのヘアーラインの亀裂を修理しなければなりませんでした。Amedeoは彼を元の航路に戻すために貢献した地元の支援に有名なレ・サーブル・ド・オロヌの堤防の上で触れました。

 

その他のメッセージ

白石康次郎、日本(DMG Global One号)

 

45ノット以上の突風で大変に厳しい夜でした。メインを3リーフして、そしてリーフ中に大量の海水が入りました。それで船首を横に向けることができなくなりました。そのため、水を全てくみ出すのに時間を取られました。私自身は元気です。うまくやっています。しかし、昨夜のトラブルで少し疲れています。艇はそこら中、小さなトラブルに見舞われています。しかし、全体的には大きな問題はありません。いい方に向かっています。現在、風はおよそ20ノット、しかし、昨夜から波は艇の進行方向に向かって向かい波になっています。そのため艇は何度となく打ち付けれています。これは本当に本当に疲れます。そして私はVendee Globe は世界でもっとの過酷なレースであり、そしてこれらがVendee globeが本当に過酷なのだと感じることができるコンディションなのだ、と知っています。風が少し収まってきましたので艇の修理をします、昨夜の嵐の中で起きた小さな出来事ですが。最も重要なのは自分自身を休ませることです。今までほとんど寝ることができませんでしたから。

Sebastien Simon 、フランス(ARKEA PAPREC号)

 

「昨夜、私は人生で初めて船酔いにかかり、はいてしまいました。ストレスによるものであることは疑いがありません。リラックスすることが困難だと悟りました。少しのストレスに直面して、最終的にそれがきわめて強いものですが、海の状態は非常に悪いものでした。病気になった後、私は少し眠ることをしました。そして、私達は今前線の後ろにいます。うねりがきわめて大きく盛り上がっています。風が変わり、艇は本当に速度を増しています。これらがすべて外部のことで、私はすこし休憩が取れます。私はAISでRuyantがそばにいることがわかりました。これらの先導艇たちがそばにいることは本当に幸せです。私は前線の中では強く進もうとはしませんでした。しかし、彼らのそばにいることがわかったことはきわめて良いことです。艇は順調です。少しうねりから離れつつあります。すべて順調です。次の数時間を過ごすと、穏やかな海になり、帆を交換できるでしょう。それを少しの間待っています。今それをするのはリスキーです。今もってフォイルの舳先で少し雑音があり、そして、先頭集団が通過した小さな前線があります。このため、私はすこし待機しています。コンディションは本当に極めて悪いです。私がイメージしたコンディションには程遠いです。私が楽しんでいるといえるのは少し後でしょう。スタートは信じれませんでした。私達は素晴らしいコンディションでした。そして私は最初のよるオイルスキンを使うことさえしませんでした。いま、ちょうど航海をうまくしようとしています。そしてすべてに馬鹿なことをしないようにしています。数日のうちに、コンディションがよくなり、私は間違いなく楽しんでいるでしょう。

 

私は、金曜日にも襲ってくる次の前線のことを少し心配しています。私はまさに40ノットの風に向かっています。次に何が起こるのかを少し心配しています。このコンディションの中で艇のトリムを取ることは容易ではありません」。

Giancarlo Pedote、イタリア(Prysmian Group号)

 

「私は夜中ほとんど起きていました、このような強い風の中ではどんな睡眠も取ることは本当に難しいことでした。ピークで風速50ノットはありました。そして海は本当に荒れていました。私は安全に航海することと予想することに集中しました。そして今は、コンディションは穏やかには程遠いです。海は今もって荒れています。直感を働かせなければなりません。私はメインを2リーフをしました、そしてG3を上げました。そして、それで私は3リーフをするよりは何倍かいいだろうと考えています。まさに突風でした。しかし、私は2リーフにとどめ、結果的にはOKでした。私は帆達が風をつかみ、すべてのおかげでうまくいくことがわかります。疲れました。しかし、今悪天候をつかみ、南氷洋に入る前に艇をテストで来たことは、レ・サーブル・ド・オロヌでそれらに多くの時間を使うことがなかったので良いことだったと思います。これはどの艇が準備され、すべてが遠ざかる南氷洋で問題を見つけることがないかの水準を見ることになるでしょう。私の艇は非常に順調です。一旦、私達が貿易風の中に入り、私が向かっているいい天候に恵まれたら、解決しなければならないほんの少しのことがあります。私は安全に航海しています。大きな海を横断しています。少し後で家族のことをチェックしてみます、妻はどうしているか、子供たちは学校でどうしているかを」。

順位

1 - Maxime Sorel (V and B - Mayenne) 23685 nms to finish
2 - Benjamin Dutreux (OMIA - Water Family) +7.72 miles to leader
3 - Jean Le Cam (Yes We Cam!) +8.75 miles
4 - Charlie Dalin (Apiva) +11.7 miles
5 - Thomas Ruyant (LinkedOut) +12.8 miles

翻訳:Watson Courtier as of 13 Nov. 2020