Vendee Globe 2020に向けて候補37チーム


English Original

2019年11月1日

11月1日の24時が次回Vendee Globe への参加申し込みの最終期限でした。結果、37チームが、盛り上がりが期待されている、第9回、単独、無支援、世界一周レースへの参加の申し込みを行いました。

この大会はいくつかの記録が打ち破られるだろうと期待されています。

37、これは公式に参加を宣言した候補者の数です。そして、それは、すでに新記録を出しています。年配者、入賞候補者、ルーキー、外国人、かつてない女性の参加者、そして、言うまでもなく多くの冒険者たちです。2020の成果は言うまでもなく際立っています。Vendee Globe 2020 大会の主要なまとめを記載します。

9隻の新艇と4つの設計思想

新しいIMOCAの計測ルールに則った新艇を設計したセーラーのリストは、当初8名でしたが、最後の最後でYann Eliesが候補者リストに付け加えられました。彼の3回目のVendee Globeのために、Yannは新艇を手に入れる必要がありました。しかし、彼は未だ新しいパートナーと、新艇を設計する設計者の選定を発表していません。

9名は、Yann Elies, Jeremie Beyou (Charal), Sebastien Simon (Arkea-Paprec), Charlie Dalin (Apivia), Alex Thomson (Hugo Boss), Thomas Ruyant (Advens for Cybersecurity), Kojiro Shiraishi (DMG Mori), Armel Tripon (L'Occitane), そして、Nicolas Troussel (Corum L'Epargne) です。

水中翼は基本的な装備になりました。そして、これらの新しい艇はこの革新的な兵器を装着しています。初めてのスピードテストで、新IMOCAクラスは35ノットに近い速力を出すことができました。

前回の大会では設計思想は一つに集約されていました。これと対照的に、2020大会では4つの設計会社の設計思想を見ることができます。VPLP(Charal / Hugo Boss / DMG Mori) そしてGuillaume Verdier (Apiva / Advens for Cybersecurity) 、彼らは今までは手作りを旨として、独自の道を行く決心をしていました。アルゼンチンの設計者 Juan Kouyoumdjian (Arkes Paprec / Corum L'Epargne)は2隻の艇の設計者でした。一方で、Armel Tripon (L'Occitane)はClass 40 とMiniで実績のある設計者、Samuel Manuardを呼び寄せました。前回の大会でベールを脱いだ一つの設計思想は、本当の不安につながる、それぞれ、大変に異なった設計思想の選択を余儀なくされました。

19隻の水中翼艇がスタートします。

Vendee Globe 2020のために建造された9隻に続いて、他に10人の挑戦者が有名になった水中翼を装着します。2016年製の艇として、Newrest-Art et Fenetres号(Fabrice Amedeo), Matre CoQ号(Yannick Bestaven), Bureau Vallee 2号(Louis Burton), Prysmian Group号(Giancarlo Pedote), Marlizia-Yacht Club de Monaco号(Boris Herrmann)は、完全なオーバーホールを受けていますが、いくつかの装備を追加しなければなりません。そして、PRB号(Kevin Escoffier), Intiatives Coeur号(Sam Davies), そして、MACSF号(Lsabelle Joschke)においても、その軽重量のために対等に競争することができるでしょう。その他の挑戦者たち、La Mie Caline-Artisans Artipole号(Arnaud Boissieres), La Fabrique号(Alan Roura)も、同じく、水中翼を装着します。

水中翼艇対普通の帆走艇:ほとんど完璧なバランス

船隊の残りの艇は古典的なIMOCA艇から成ります。この分隊の中で、いくつかの、例えば、Vendee Glove 2012大会の優勝艇 Banque Populaire X号(Clarisse Cremer ), Groupe Apicil号(Damien Seguin)、そして、単胴艇 Finistere Mer Vent号(Jean Le Cam), のような、特に強力な船は活躍できるでしょう。Maxime Sorel(Mayenne V and B号), Manu Cousin(Setin Group号), Stephane Le Diraison (Time for Oceans号), そして、Romain Attanasio (Pure号)なども競技に参加したいと望んでいます。他の人達に取っても、Vendee Globeはもっとも冒険心を抱くものです。支援なしの無寄港世界一周をフィニッシュするというのは旅行ではありません。スタート後124日で戻ったSebastien Destremau (Face Ocean号)やポルトガル沖でデスマストしたにもかかわらずフィニッシュラインに到着するように努力したConrad Colman などの両名はそれがなにを意味するのかよく知っています。多くのスキッパーは候補に応募することを通して強いメッセージを送っています。そして、Erik Nigon (Towards a World Without Aids号)は彼らの中で最もひたむきな一人です。Class40, Multi50,だけでなく現在はIMOCAで、同じコースを記録的な安定度でセーリングしています。

Vendee Globeに戻ってきた女性たち

Vendee Globeのスタートにこれほどの女性がもどってきたことはありません。彼女たちは6人にも及びます。Sam Davies, 彼女は、世界一周レースのクルーだったことと、経験豊富なことで、表彰台に登る有力ランナーとしてカウントされています。Isabelle Joschkeは、Alain Gautierのリーダーシップの上で完全に再設計された、彼女のVerdier-VPLPのプランで航海することに対していくつかの意見を持っているに違いありません。Pip Hare (Pip Hare Ocean Racing号)とMiranda Merron (Campagne de France号)は、Alexia Barrier (4myplanet号)が船隊の先頭集団たちの上に優しい南風を吹かせた時にイギリス隊を勢いづけるでしょう。最後に、Clarisse Cremer は学ぶことへの新鮮さと熱心さをもたらすでしょう。この女性は才能があり、彼女が2017年のMini-Transatで行ったように、おそらく私たちを再び驚かすでしょう。

経験者と新人

これはVendee Globeが何度も何度も引き着ける魅力があることの証拠です。17名のセーラーはそれに別の味を求めています。そして、特記すべきは、Jean Le CamとAlex Thomsonで彼らはは5回目の参加です。他の2人の挑戦者は4回目のスタートをしようとしています。それは、Arnaud BoissieresとJeremie Beyouです。最後に、Sam Davies, Louis Burton, そして、Yann Eliesは3回目の出場です。

9名の挑戦者たちは2016年の大会に参加して後、戻ってくることを決断しました。Alan Roura, Fabrice Amedeo, Stephane Le Diraison, Roman Attanasio, Sebastien Destremau, Thomas Ruyant, Kojiro Shiraishi, Didac Costa, そしてConrad Colmanです。最後に、Yannick Bestavenは再び挑戦します。彼は、ビスケー湾でデスマストして終わった2008年の経験を背負って去っていました。

 

会ってみると、この冒険に乗り出す新人のチームは20名で、今もって大多数派です。幾人かはフィガロ サーキットから来たセーラーで、幸運にも、新艇か最新になったフォイル艇を持っています。他の人達は経験不足であっても価値を証明したいと思っています。Clement Giraud (Fortil号)はTransat Jacques Vabre レースのスタート前に彼を襲った予期せぬ火事を乗り越えたいと思っています。Benjamin Dutreux (Water Family号)は夢を持てば行けることを示す努力をしようとしています。Damien Seguin は、彼の身体障害は偉大な世界一周の障害にならないことを証明することを熱望しています。最後に、ベルギー人のDenis Van Weybergは、表彰台にために戦うつもりはないが、Vendee Globeのそれぞれの大会に欠くべからざる冒険の香を味わいたいと思っています。

 

レースはフランスの国境を超えて人を引き付けます。

再度言うと、Vendee Globeはフランスの国境を超えて人を引き付けます。1/3以上の(正確に言うと、35%、13人の候補者)挑戦者が海外からやって来ます。2008年の記録が同じでした(2008年は13人が外国人でした)。それにもかかわらず、参加国の記録は、初めての11ヶ国の異なった国によって打ち破られました(2016年は10ヶ国が参加しました)。英国は4人の候補者で最も多い代表団です(Alex Thomson, Pip Hare, Miranda Merron, そしてSam Davies) 。ヨーロッパはかなり参加しています。ベルギー(Denis Van Weyberg)、スペイン(Didac Costa)、イタリア(Giancarlo Pedote)、スイス(Alan Roura)、そして初めてのフィンランド人の挑戦者(Air Huusela)、そしてドイツ人の(Boris Herrmann)とフランス系ドイツ人の(Isabelle Joschke)。地球の裏側から、ニュージランドとアメリカの二重国籍のConrad Colman、そして日本人の白石康次郎は極東を代表します。完全な多様性を描きます。

 

第9回大会は海のエベレストで外国人の優勝者が見られる最初の大会でしょうか?

 

この2020大会はそれゆえに大変に魅力的です。スタート時の記録的な数の挑戦者たち、広く多様性のあるプロファイル、超人的なレーサー達が肩をすり合わせ、そしてすでにいくらかひねっている冒険のための候補者たち。2020年11月を楽しみにしましょう!

 

Vendee Globe の最終決定されたされた参加者は2020年7月1日の登録締め切りではっきりします。

 

翻訳:Watson Courtier 

as of 11 Nov.2019



Candidates 2020